iVDRとは
『iVDR(アイブイディアール)』は、
Information Versatile Disk for Removable usage
の略であり、持ち運びを第一に考慮したカートリッジタイプと機器内蔵を第一に考慮したビルトインタイプが規格として定められています。
- カートリッジタイプは家庭、車載、モバイル等へのコンテンツ移動を可能としたユビキタス応用を実現します。
- ビルトインタイプは、デジタルTVやハードディスクレコーダの大容量内蔵ハードディスクの容量アップとメンテナンス性の向上を実現します。
- 上記いずれのタイプもリムーバブルでありながら、ハードディスクドライブならではの大容量記録、高速ランダムアクセスが可能です。
- インタフェースはSerial ATAに準拠しており、1.5Gbpsの高速データ転送に対応しています。
- 複数使用することで、TB(Tera-Byte)容量を持つサーバでさえ、ユーザが自由に簡単に構築することができます。
- ビデオ、オーディオ等のコンテンツの保護には、SAFIA*1(Security Architecture For Intelligent Attachment)技術を使用します。このSAFIAを搭載したiVDRを、iVDR-Secureと呼びます。
特に、iVDR-Secureは、情報家電機器、モバイル機器、車載機器などの幅広い分野で、映像、音楽、プログラムなどの多様な著作権コンテンツを共有するユビキタス社会を実現するための標準メディアとしての地位を目指します。
*1 SAFIA
SAFIAライセンスグループ
(http://www.safia-lb.com)
が提供するデジタルTVやデジタルオーディオ等のコンテンツ保護技術です。
D-pa(社団法人 地上デジタル放送推進協会)並びにBPA(社団法人 BSデジタル放送推進協会)で『受信機へ搭載可能なリムーバブル記録媒体へのコンテンツ保護方式』として認定され、ARIB(社団法人 電波産業界)技術資料TR-B14、TR-B15に反映されています。
iVDR-Secure関連機器の開発または商品化を行うには、SAFIAライセンスグループと別途契約を行いSAFIA関連規格書を入手する必要があります。
iVDR規格の概要
iVDRには、カートリッジタイプとビルトインタイプがあります。それぞれ外形形状やコネクタ形状、インタフェース仕様(信号・電気的特性・コマンドセット)が規格化されています。
- iVDRカートリッジタイプ
標準サイズ、Miniサイズ、Microサイズの3種類の大きさのカートリッジがあります。それぞれSAFIAを搭載しないiVDRと、SAFIAを搭載したiVDR-Secure が存在します。
- iVDRビルトインタイプ
リムーバブル性を確保したまま機器内蔵への応用をめざしたものであり、カートリッジタイプのような外装ケースは持ちません。3.5inch型、2.5inch型、1.8inch型の3種類のサイズのSAFIAを搭載したiVDR-Secure Built-inがあります。このiVDR-Secure Built-inシリーズは、デジタルTVやハードディスクレコーダにおけるアフターマーケットでの大容量内蔵ハードディスクの容量アップや、メンテナンス性の向上を実現することができます。
- iVDR規格全体像
iVDR規格の物理層、インタフェース層、ファイルシステム層、アプリケーションフォーマット層の全体像の概略を示します。物理層からアプリケーション層のすべてを実装すれば、デジタルTVやオーディオ機器間で相互運用が可能となります。